昭和花き研究会

 

●かすみ草の生産

 昭和花き研究会は1984年に福島県奥会津の昭和村で農業者により設立され、草花類の生産のなかから「かすみ草」の専業生産産地となり、30余名の団体として現在に至っています。冬期間は積雪のため、夏秋の時期の生産地となります。露地雨除け栽培といって、天水(雨)に頼る生産で、花が咲く時期にハウスに屋根ビニルで被覆します。そのため暖房や冷房のための石油資源や電力を使用することはありません。

 6月中旬から11月上旬まで仙台から首都圏、姫路、広島、福岡、沖縄の17卸市場等に再使用可能なバケット容器(エルフ、SCレンタル)を利用してかすみ草を4万ケース・210万本出荷・納品しています。

 昭和村には本会のほか農協の生産組織もあり、あわせて「昭和村花き振興協議会」を作り、雪を冷房源とした保冷集荷所の共同利用、植物保護や土壌の管理法などの共同学習会を行っています。

 

●日本の産地間交流

 2002年から日本国内のかすみ草主産地持ち回りで、かすみ草生産技術・花持ち安定技術などの生産者の交流会を開催してきました。

 熊本県菊池市、福島県昭和村、和歌山県印南町等、北海道由仁町等、静岡県ハイナン地区、高知県大方南部です。2008年11月には東京都内で研修会を開催しました。

 これらによりかすみ草の品質の平準化と、海外産地の学習、今後の展開等について共通理解を深めました。

 特に、STSによる前処理が必須となっているかすみ草の品質向上がはかられています。

 

●海外の事情

 かすみ草の主産地はオランダ、スペイン、イスラエル、日本でしたが、この10年間で大きく産地は変化しています。アフリカのケニア、中南米のエクアドルでの生産が増加し、それらが主産地となり欧州、米国、アジア(日本)にかすみ草は流通する時代になりました。

 一方日本国内では毎年5%程度生産量が減少し続け、現在では270ヘクタール、5900万本になっています。最盛時の半分となっています。

 

●これから

 この7年間に小売店・量販店の店頭において「七夕かすみ草フェア」を提案し、それ以外にも店頭での催事として染め色かすみ草のフェアなどを開催してきました。購買していただくお客様に家庭での管理の仕方、フラワーフード(品質保持剤)の使用などを提案・普及をすすめています。こうしたことにより着実にかすみ草を暮らしのなかで利用していただけるようになってきました。

 昭和花き研究会では現在6名の生産者がMPS認証を受けています。また福島県知事のエコファーマーは全員の認証を得ています。本年からは採花日表示や、安定品質を確実にするための取り組みや品質保証に取り組みます。

 販売促進活動は、本会独自に小売店店頭でのフェアや仲卸店頭での積極的な取り組みを継続していきます。特に大田市場の中央花卉様には特段の理解をいただき、これまで継続したプロモーションを行っています。

 こうしたなかで臭いの少ないかすみ草・ニューホープや、日持ちのよい新しい品種のかすみ草群を皆さんにお届けするよう努力をいたします。

 昨年、沖縄県那覇市ではじめて7月にかすみ草フェアを開催したのですが、そのとき、量販店売場に掲げられていたPOPには次の文字が書かれていました。

 「みんな だいすき かすみ草」


昭和花き研究会 連絡先kaken「アットマーク」cocoa.ocn.ne.jp ←メールはこちらへ。「アットマーク」にを置き換えてください。カケン、です。

代表ファクス 050−3588−0956 
代表・電話 090−2272−2780 菅家博昭